梅雨と靴
暑さが増して、少しムシムシしてきましたね。
梅雨の季節がやってきます。
今回は、靴が雨に濡れてしまった時のお手入れについてご紹介します。
ベースワークスでは、靴やカバン、革小物の汚れ防止や雨対策として, 撥水スプレー をしています。
靴の表面の埃や汚れを落としたあと、容器をよく振り、25cmほど離した位置から表面が軽く濡れる程度に均一に吹きかけます。
雨や雪、埃やゴミ、油分や汚れから靴やカバンを守ってくれ、革の持つ本来の通気性、内側から外側へ水蒸気を出す透湿性を損なわずに撥水効果を発揮します。
もし、雨に濡れてしまった場合は、まず、革を傷付けないようにきつく絞った布などで水分を拭き取ります。
靴の中の湿気は、新聞紙などを軽く入れて吸水させ、風通しの良い場所で陰干しで乾かします。
まず、革に付着したホコリなどを、乾いた布かブラシを使って取り除きます。
"ステインリムーバー"を使って、汚れを浮き上がらせて拭き取ります。
ベースワークスで使用しているベジタブルタンニンレザーは、革の内部までしっかりと油分と染料が入っているため、頻繁にクリームを塗る必要はありませんが、雨に濡れてしまった場合はデリケートクリームで保湿してあげると革もリフレッシュします。
実際に、靴の手入れをしてみると、普段は気付きにくい、自分の歩き方の癖などが見えてきます。
例えば、アッパーの擦れた跡や位置、アウトソールの減り具合や左右差など、歩き方を見直す機会かもしれません。
梅雨の季節のお手入れついでに、足元に目を向けてみてはいかがでしょうか?
「歩き方から考えるワークショップ」にご参加してみるのもきっかけになるかと思います。
『歩き方から考える』ワークショップ 12th
毎月1回、base worksTokyoで 開催しております、歩き方から考えるワークショップ。
今回は12回目となります。
ご興味のある方は、自分のボディバランスをチェックしがてらご参加してみてはいかがでしょうか?
次回は 6月23日(日曜日) 13:00からになります。
事前にご予約頂ければ、どなたでもご参加していただけます。(無料)
連絡先:Tel&fax :03-3460-1125 baseworks.monobe@gmail.com
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雨のシーズンでもう一つ。
ベースワークス東京に通う生徒さんが、長靴をリメイクして雨用の靴を作りました。
以前から雨用の靴を探していて、ホームセンターで見つけたゴムの長靴から思いついたそうです。
ただ、既製品の長靴は足がスポっと抜けやすかったり、大きすぎでカカトがカパカパ抜けやすかったり、履き心地の面で心配な点があります。
今回のリメイクは、なるべく足に合うように、インソールを調整し、足と靴のフィット感を高めました。
また、羽根の部分を加えてゆきます。
長靴を途中で切り取り、革の羽根を縫いつけてゆきます。
足首の部分に羽根を加え、ヒモで留められるようにしたことで、
脱げやすいイメージの長靴から、より足に合わせた雨の時に履ける靴ができました。
あるものを生かして、自分に合わせてカスタマイズするのもとても面白いですね。
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こちらはbase works TOKYO より徒歩13分程にある代々木公園。
しっとりと濡れた木々達に囲まれて、いつもより落ち着くよう。
雨の日の代々木公園の探索もおすすめです。
憂鬱になりがちな季節、足元のケアをしっかりして、少し足をのばして梅雨を楽しんでみては?
by base works TOKYO
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