

梅雨と靴
暑さが増して、少しムシムシしてきましたね。 梅雨の季節がやってきます。 今回は、靴が雨に濡れてしまった時のお手入れについてご紹介します。 ベースワークスでは、靴やカバン、革小物の汚れ防止や雨対策として, 撥水スプレー をしています。 靴の表面の埃や汚れを落としたあと、容器をよく振り、25cmほど離した位置から表面が軽く濡れる程度に均一に吹きかけます。 雨や雪、埃やゴミ、油分や汚れから靴やカバンを守ってくれ、革の持つ本来の通気性、内側から外側へ水蒸気を出す透湿性を損なわずに撥水効果を発揮します。 もし、雨に濡れてしまった場合は、まず、革を傷付けないようにきつく絞った布などで水分を拭き取ります。 靴の中の湿気は、新聞紙などを軽く入れて吸水させ、風通しの良い場所で陰干しで乾かします。 まず、革に付着したホコリなどを、乾いた布かブラシを使って取り除きます。 "ステインリムーバー"を使って、汚れを浮き上がらせて拭き取ります。 ベースワークスで使用しているベジタブルタンニンレザーは、革の内部までしっかりと油分と染料が入っているため、頻繁にクリームを塗る必要は


今日の手作り靴教室〜TOKYO〜
少しずつ暖かくなり、夏が近づいてきました。 今回は、東京教室の様子をお伝えします。 昼間は、爽やかな日差しが差し込みます。 こちらは、10年前にご自身で作ったローファーの修理です。 革も足の形に馴染んでいますね。 10年前の足に合わせた木型から、今の足に合わせた木型へ吊り直し、リ


『歩き方から考える』ワークショップ #9
ベースワークス東京で毎月1回 行なっている、「歩き方から考える」ワークショップ 。 3月に行なわれた第9回目の様子です。 まずは裸足で歩いて、今の身体のバランスをみてゆきます。 次に靴を履いて、身体のバランスの変化をみてゆきます。 歩き方を動画で撮影し、動きをチェックしています。 今回はオーバーサイズのパンツを着用した時の歩き方の違い、身体へ与える影響をチェックしました。 歩き方や姿勢は靴だけでなく、普段身に着けている洋服や鞄の影響を、かなり受けているのが分かります。 歩き方から、自分の身体について考えてみるのも興味深いと思います。 毎月1回 開催していますので、ご興味のある方は、自分のボディバランスをチェックがてらご参加してみてはいかがでしょうか? 次回は 4月28日(日曜日)13:00からになります。 事前にご予約頂ければ、どなたでもご参加していただけます。(無料) base works TOKYO 連絡先:Tel&fax :03-3460-1125
baseworks.monobe@gmail.com by base works TOKY


オーダーシューズのお渡し
今回のオーダーシューズのご依頼は70代の女性の方から。 3年前から歩く時に杖が必要になったそうです。 ご夫婦でご旅行に行かれるのが楽しみだそうですが、歩きやすい合う靴がなく、お困りのようです。 フットプリントをお取りし、足の状態や特徴を見せていただきます。 右足 足長 21.6cm 足囲 22.2cm 左足 足長 21.7cm 足囲 22.3cm 左右のサイズの差はあまりありませんが、歩く時の足の使い方に左右差があるようです。 お作りする靴種は、足元が不安定でしたので、ハイカットのブーツタイプをおすすめしました。 また、左手に麻痺もあるとのことで、靴紐を締めることが難しく、片手で甲部分を固定できるZ型のマジックテープベルトのタイプになりました。 先ずは仮靴、フィッティングモデルを履いていただきます。 木型や型紙、ブーツの丈や、ベルトの角度などを確認してゆきます。 仮靴をお作りした時点で、アッパーやライニングの革やソール素材やステッチの色などを決めていただきます。 ⇨お作りする靴の革の詳細はこちら ⇨オーダーシューズの詳細はこちら 靴のお作り期