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壊れたら買い換える前に

ベースワークス高知の工房の柚子もだんだん大きくなってきました。

実生なので、香りも豊かな柚子玉。

収穫が楽しみです。

 

古くなったり 壊れたら買い換える・・・

が、いつの間にか 当たり前になってしまっていませんか?

さて 今回は車の部品のお話です。

この部品は 車の燃料キャップのストラップ。

ガソリンを給油するときにキャップを外しても 落とさない為や 閉め忘れを防止するのも。

プラスチック製なので 僕の車は9年目で切れました。

外してみると 一体成型かと思ったら 意外とストラップだけ外れる分割式。

小さいピンを2本抜くと外れるので、バラします。

外した穴に細く切った革を差し込んで、ピンを戻して反対側を縫ったら出来上がり。

装着。

こんな感じで使います。

ほとんどのメーカーの燃料キャップがこの方式なので試してみては?

買い換える頭を切り替えると より長く使えるものに生まれ変わりました。

一般的には メーカとしても生産開始から約15年、法律上でも生産終了してから 7年しか部品

保持義務はありません。

長く乗りたければ、中古の部品を探したり 場合によっては自分で作るしかない。

この日 1日体験のクラスで作られるのは、オリジナルは1934製 80年以上前のイギリスの

MG Qタイプのボンネット ストラップ。

革製品を作っているお店 数カ所かに製作依頼を断られて『なら自分で作る!』と思い立ち、

ベルト用ヌメ革と真鍮のバックルをイギリスから取り寄せて ベース ワークス へ 。

オリジナルのストラップはもう古く 革が硬くなり切れそうです。

せっかく作るので、なるべくオリジナルに近づけて再現していきます。

革の厚みもオリジナルにあわせて 細かく調整して行きます。

ベルト止めにユニオンジャック。

穴を開けて縫って行きます。

作り出してみると 4時間で完成しました。

バックル裏には、オリジナルに無いスクラッチパッドもつけて、ベルト止めのユニオンジャッ

クに作り手のこだわりを感じます♫

車体はレストア中なので装着はまだ先ですが、付けばはこんな感じにボンネットを押さえ

ます、楽しみですね。

ベース ワークスでは クツ以外でも 作りたいモノや 今使っているモノで修理したい などがあ

れば、ご相談していただけます。

買い換えようと思う時に、なおして見よう!の選択肢が出てくると、想像する 楽しい時間や

ワクワクが むしろ増えていくというのは、

面白いですね。

 

さて、今週末、9月16日(土)は高知市のコレンスへ、革小物の出張ワークショップをいた

します!

ワークショップの開催時間は AM 10:30 〜 PM 9:00とお時間も長めの開催となっております。

30分ほどで作れるカンタンな革小物もございますので、お気軽に遊びにいらしてください!

by base works Tomohiko Katsumi

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