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self make self repair

3年前につくったモカシンブーツ。ほぼ毎日履いているクツ。

3度目のソール修理と経年変化でくたびれてきたステッチの補修をしようと思います。

同じクツでもソールは柔らかい素材、硬い素材、ヒールの有無、ヒールの形、かかとの高さによって履き心地は変わります。

最初につくったときのソール素材は天然クレープ。

1回目のソール修理はビブラムソール。

2回目のソール修理はビルケンソール。

今回3回目の修理はかかと部分のみ減っていたので、かかとの減った部分を硬い素材につぎはぎして直しました。直すたびに素材を変えてみながら、このクツと自分に合ったベストを探してゆきます。

色々な素材を試すことは、次に作る時のデータ取りにもなります。

お次は、ステッチの補修です。

base worksでは ドイツ製の丈夫な蝋引きの手縫い糸を使用していますが、長年履いて体重を受け止めていると、多少の糸の伸びや経年変化が出てきます。

ソールや糸は消耗品です。

減ったり弱くなったりしたら何回でも、直せます。

傷んだ糸をひとつひとつほどいてゆきます 。

甲の革も足の動きに合わせて柔らかく馴染んでいます。

修理のついでに糸の色を変えて、雰囲気を変えることも出来ます。

今回は、ベージュからライトグレーへと微妙な変化を楽しみました(笑)

ほどいた穴に新しい糸を通してゆきます。

革には履いた癖がついているので、縫うのも楽ですよ。

新しいソールとステッチ、潤いと栄養を補給するデリケートクリームで革のお手入れも完了。

自分でつくったクツは修理しながら長く履くことが出来ます。

また明日からこのクツに しっかり足元を支えてもらえます!

by base works Tomohiko Katsumi

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