サンダルの季節
梅雨の晴れ間の気持ち良い日差し。
サンダルの季節がやってきますね!

手作りサンダルは、靴とは違い、木型を使わず、足に直接合わせて作ってゆきます。
靴は足を包んで 面 でおさえてゆきますが、
サンダルは 線 でおさえなくてはならないので、足をみながら、どの位置をおさえてゆくかがポイントになります。
今回は、歩きやすいサンダルをご紹介してゆきます。
こちらは体験教室にいらした生徒さん。

右足 足長 21.8cm、足囲 24.3cm
左足 足長 22.3cm、足囲 24.4cm
左右ともJIS規格での足囲は4Eくらいですが足の幅に比べるとカカトが細く、合う靴に出会うのはむずかしいそう。

そこで、足の形に合わせてカカトはフィット、足先ゆったりのサンダルを作りました。

インソールも足裏の土踏まずの特徴に合わせて調整しました。
ソールにはスエードを貼って、お家でのスリッパとして履くそうです。
お家で過ごす時間が多い方は、まずは、靴よりスリッパを足に合わせて見直すと、心地よく過ごせるかもしれませんね。

こちらはブルーのストラップサンダル。
3本のベルトはマジックテープで調整できるので、厚めの靴下で履く時も足に添わせてぴったり履けます。

ピンクのストラップサンダル。
色が変わるとイメージもだいぶ変わりますね。

バックストラップをつければ、より安定感が出ます。

お次はアンクルストラップサンダル。
甲部分2箇所と、足首、3箇所で調整ができます。
カカトにはスポンジのクッションが入り、カカトの足あたりも良いです。

ホールド感がしっかり感じられ、長歩きする時も頼れるサンダルです。

こちらはワラーチサンダル。
走れるサンダル・・・とも言われ、ベアフットランニングをするの方たちの足裏を保護しながら裸足感覚で走れます。
アッパーは真田紐を結んで作ります。
こちらは短時間で作れるサンダルで、1日体験教室でも作れます。

こちらは包むサンダル。
巾着のように革を紐でまとめて結びます。
内側の土踏まずにもぴったりフィット。
安定感があるサンダルです。

スリッポンタイプ。
家用スリッパとしても、外用のスリッポンとしても、ソールの素材によって履き分けられます。

ステッチを隠して縫う、インステッチタイプ。

スリッポンタイプにもバックストラップをつけて歩きやすく。

こちらはラインサンダル。
細いラインを組み合わせて足を支えます。
細いストラップは足を支える面積が減るため、どこを抑えるかもポイントです。

アンクルストラップはギボシ金具で。

コンビカラーも素敵ですね。

甲の部分を面で抑えるアンクルストラップサンダル。

甲の部分を編んだサンダル。
少しソールを厚めにしました。

こちらはカッターシューズのオープントゥー。

お次は、お持ちのサンダルのリメイク。
頒布のアッパーのクロスベルとサンダル。
インソールが毛羽立ち摩耗していたので、グリップの良いスエードで中底を包み直し、
土踏まずの凹凸に合わせてパットで調整しました。
こちらも靴教室で、短時間でお直しができます。
足と靴のフィット感が増し、より気持ちよく履いていただけそうです。

もう一つはお持ちのビルケンシュトックサンダルのリメイク。
アッパーの革とフットベット、ソールも張り替え別の靴のようにリフレッシュしました。
詳細はこちら のブログでご紹介してます。

さて、色々なタイプのサンダルをご紹介いたしました。
サンダルは靴に比べて短時間で作れるのも魅力です。
サンダルこそ、足に合わせて作ると面白いと思いますよ🎵
お出かけの際にも気持ちよく履ける、足にぴったりのサンダルを作ってみませんか?
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