高知のくらしメディア「my_rica ミリカ」に掲載して頂きました
生活に潤い、暮らしを楽しく
高知のくらしメディア、フリーペーパー「my_rica ミリカ」2017年9月号に、
base works 高知を掲載して頂きました。

『地元ディープめぐり くらし、再発見!』の特集ページで
今回は、手仕事のある日々、物部町。

記事がこちらです。

ちなみに、base worksへの道のりの途中の物部町大栃にある、山崎商店さん。
お店に 所狭しと並ぶ道具達とつくっていく暮らしを思い、ワクワクしてくる、
山の暮らしに必要な道具はお任せあれ!と頼りになる山のホームセンターです。

ミリカ特集の冒頭文の引用
〜手仕事のある日々、物部町。
面積の95%を森林が占めるという香美市物部町。
厳しく豊かな山間部で脈々と続けられてきた営みは、
訪れる人の目にどこか新鮮に映ることでしょう。〜
私たち base works 高知が、中山間地域に工房を構えることとなったきっかけのひとつは、
物部の方々の、必要なものを、手を動かしてつくる暮らしに感銘を受けたことです。
2012年、初めて物部町を訪れた時、
道端の畑からひょっこり現れたおばあさんは、背中にミノを背負っていました。
ミノを日本昔話でしか見たことがなかった私たちは、
自然に溶け込み、風景の一部となって暮らすミノを背負うおばあさんを見て、
この風景がいつまでも続いたら、と感じました。
地元の方々にお話を聞くと、材料のスゲの葉を採って乾燥させて、
自分の背中のサイズに合わせて編んでゆくのだそう。

また、履物は、幼い頃からわらじを自分の足に合わせて編んで履いていたそう。
学校へ通う道のりは遠く、鼻緒が切れたらいけないと、スペアのわらじを持って歩いたものだと話してくれました。


暮らしに必要な道具を、自分でつくって、なおして、改良して、長く使う。
靴作りも カバンや財布などの 暮らしの道具も、同じです。
自分の足や、手におさまるサイズ、使い心地に合わせて、自分でカタチにしていく。
靴底が減ったり、カバンのポケットを増やしたり、
暮らしの中で使い込んでゆく中で、修理や改善を重ねて、長く使う。
私たちが靴作りを通して、表現していきたい暮らしを
脈々と、淡々と、自然に体現してくれている物部町。
日本のいたるところの中山間地域に、
伝えてゆきたい風景や暮らしが残っているのだと思います。
by base works Kochi